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2024年1月の新刊

『おにがくる』
あいだのりゆき・文 はすいけもも・絵

おにがやってくる節分まで、あと7日。どうする? どうしよう?

あおくんは、よもぎえんに通う年中組さんです。
ある日、夜眠るお布団の中で、泣きながらおかあさんに言います。
「よもぎえんに、おにがくるんだって。こわいよー、いきたくないよー。」

おにがやってくる節分まで、あと7日。
あおくん、ちゃんとおにに豆をまくことができるでしょうか?
 
おには、子どもにとっては、こわーーい存在。
園にやってくると想像しただけで、泣けてくるほどです。
でも、あおくんは、年中組さんです。自分より小さな年少組さんを守ってあげたいし、年長組さんは、とてもたくましく「その日」に向けて準備をしています。
あおくんの心は「おにに豆をまく!」と決心したと思えば、「やっぱり行かない!」と毎日揺れ動きます。
あおくん、どうなるんでしょう?
節分までの7日間の心の動きを丁寧に描いた絵本です。冬の定番絵本に。

[著者略歴]
あいだ のりゆき(会田法行)

1972年、横浜市に生まれる。
アメリカのミズーリ大学ジャーナリズム学部卒業。
朝日新聞社写真部を経て、2003年よりフリーのカメラマンとして独立。国内外のドキュメンタリーに取り組んでいる。早稲田大学大学院、非常勤講師。2016年より新潟県十日町市に移住。棚田で米をつくり、週末は近所のキャンプ場で自家焙煎コーヒースタンドを営む。
主な著作に『被爆者 60年目のことば』『続 被爆者70年目の出会い』『プロイ HIV 母子感染孤児プロイへの手紙』『トイレをつくる 未来をつくる』『砂上の船水上の家 アラル海とツバルふたつの水物語』『春を待つ里山』他多数がある。
 

はすいけ もも(蓮池もも)

1983年、新潟市に生まれる。十日町市在住。
独学で絵を描き続け、2006年に初めての個展を開催。以来毎年、新潟絵屋での個展を中心に、制作と発表を続けている。
絵本は、本作『おにがくる』がデビュー作となる。雪国在住の作家ならではの、静謐な雪の表現が美しい、注目の新人である。
 

本体価格|1800円+税
判型|A4変型判(縦240ミリ×横210ミリ)
ページ数|32ページ 
オールカラー